ハーレー VRSC

VRSC

ハーレーVRSC

VRSCファミリーは水冷エンジンを搭載した唯一のハーレーで、デザインの良さから人気が高いモデルです。

ハーレーダビッドソンといえば空冷Vツインエンジンというイメージがありますが、1990年代半ばAMAスーパーバイクレースに水冷Vツインエンジンを搭載したアルミツインチューブフレーム+フルカウルという形状のVR1000で参戦しました。

2002年にはポルシェとの共同設計開発による、ハーレーダビッドソン製としては初の市販型水冷DOHC Vツインエンジン(レボリューションエンジン)搭載車となるVRSCAが誕生しました。

水冷エンジンは静寂と思われがちですが、空冷のVツインエンジンが持つ独特の鼓動感とはまた1味違う独特の排気音、鼓動感、フィーリングを持ち合わせています。

空冷のオートバイにはない冷却装置、ラジエターを車体のデザインに溶け込ませることでハーレーらしい堂々とした風格、スタイリングも忘れていません。

2006年モデルから一部グレードでブレンボ製ブレーキを搭載しています。2011年式モデルの最新装備は、全モデルにミシュランタイヤを標準採用。

またVRSCDX ナイトロッド・スペシャルが身近な新価格になりました。また同モデルに機械加工されたピンストライプホイールを採用されています。

VRSCA:2002年登場モデル 「アノダイズドアルミ」と呼ばれる、クリアーアルマイト仕上げのアルミ外装が特徴。 2006年モデルまで生産。

VRSCB:ハンドルバーがライザーによる支持方式に変更。黒塗装のエンジンになり、カバー類がポリッシュ仕上げに。

VRSCD:Bモデルをベースに、ミッドコントロール+ハイウェイペグ+ビキニカウル装備に。2008年モデルまで生産。

VRSCF - V-RODマッスルと表記されている。

VRSCR - Dモデルをベースに、倒立フロントフォーク+新設計リアサスペンション変更、車高をスポーツバイク並に高めた。 ホイールは中空タイプの多スポーク型キャストホイールになり、Fタイヤは他モデルと同サイズながら内部構造の違う専用タイヤが純正指定されている。 外装部品は一部形状や素材が変更になり、他モデルとの互換性を全く持たない。

VRSCAW - V-RODとも表記。2007年モデルから登場。Aモデルがベースで、リアに240ミリワイドタイヤを装備。クーラントリザーバ位置が変更。 大容量燃料タンクを採用、航続距離が伸びた。2008年モデルはABSを標準装備。

VRSCDX - 2007年モデルから登場。AWモデルがベースで、フォワードコントロール+リアに240ミリワイドタイヤを装備。 Dモデルとほぼ同じフェイスまわりを持つ。クーラントリザーバ位置が変更。大容量燃料タンクを採用、航続距離が伸びた。 艶消し黒塗装仕上げの専用エキゾーストシステムを装備。2008年モデルはABSを標準装備。ナイトロッドスペシャルとも表記。

VRXSE - 2006年モデルから登場。Aモデルベースの市販ドラッグレーサーであり、VINナンバーも5HDから始まる通常のタイプではない。 日本国内ではナンバー取得ができない、クローズドコース専用車両となる。保安部品はブレーキランプ以外なし。 1300ccエンジン+大型オイルパン、アッパーフォークブラケット+ドラッグバー、エアシフター、ウイリーバー、アジャスタブルレブリミッター+シフトインジケータライト、前後の専用ホイール+ドラッグスリックタイヤ、ロックアップクラッチ、オープンへダーマフラー等が専用装備となる。

日本仕様の2008年モデルは、本国ではオプション装備の前後ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を、全車標準装備としている。 よって、各々の名称がVRSCAWA、VRSCDA、VRSCDXAとなる。

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